電波吸収体選定ガイド
電波吸収体は使い方によっては、その性能を充分発揮しない場合があります。以下の項目をご確認されてから製品選定してください。 また不明な点がありましたらお気軽に弊社へお問合せください。
1.対象となる周波数と周波数範囲をご確認ください。
2.問題となっている反射体が電磁波の放射源から近いか遠いかをご確認ください。
問題となっている電磁波の周波数:f (Hz)
放射源と反射体の距離:d (m)
問題となっている電磁波の波長:λ=/f (m)
(1) d>λの時は反射減衰タイプの電波吸収体を選定ください。
(2) d<λの時は内部ロスタイプの製品を波源近くの波動インピーダンスに合わせて、磁性損失材または誘電損失材を選定ください。
●波源近くの波動インピーダンスが低インピーダンスの時 | |
ループアンテナの様な波源で磁界が大きい 磁性損失材が有効 ⇒ 電波減衰体 |
●波源近くの波動インピーダンスが高インピーダンスの時 | |
ロッドアンテナの様な波源で電界が大きい 誘電損失材が有効 ⇒ カーボン混入発泡ウレタンシート |
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