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技術情報 - 電波吸収体とは

電波吸収体とは

電波吸収体とは、その名の通り、電波を吸収する働きをもつ物です。
具体的には、電波を熱に変換して、電波の反射や透過を抑える機能を持つ物を言います。

電波吸収体は、電波を正確に測定したいとき、電波の反射を抑えたいときなどに使用されます。

電波とは


電波とは、赤外線より波長の短い電磁波のことを指します。
具体的には、電波法で「三百万メガヘルツ(3,000,000MHz=3000GHz)以下の周波数の電磁波」と規定されています。 目には見えませんが、様々な情報を乗せて、いつも私たちの身の回りに飛び交っています。ラジオやテレビ、携帯電話や無線LAN、最近では自動車の衝突防止、 さらには天体・気象・船舶用レーダーなどさまざまなところで電波は活躍しています。

電波吸収体はどこに使われているのか


電波暗室(電波を正確に測定するための部屋)の
天井・壁・床に使用されています。




アンテナの部品に取り付けて使用されています。
(パラボラアンテナ、気象レーダー指向性改善)






鉄柱などに取り付けて使用されています。
(レーダー偽像防止) 





ETCレーンの天井などに取り付けられています。(誤作動防止) 






各種実験施設で使用されています。
(写真は自動車の衝突防止実験施設での使用例)


  

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